エミネントパートナーズは、「欧州サイクリスト連盟(ECF: European Cyclists’ Federation)」と
JapanVelo(日本のサイクルルート)を皆様の地域で展開、日本のEuroVeloを目指してパートナーシップ契約を締結しました。

 観光は日本の将来を担う重要産業と位置付けられています。JTBは2024年にインバウンド旅行客が3,310万人になると見込み、観光庁は2030年の訪日外国人旅行者数6,000万人、消費額15兆円を目標としています。コロナ禍を経て、観光の形態も何を見るかではなく、何をするかに大きくシフトし、昨今では、ありのままの自然、文化を楽しむアドベンチャーツーリズムも世界の大きなうねりとなりつつあります。なかでも、サイクルツーリズムは誰もが手軽に楽しめ、移動、経済、環境、健康の観点からも優れた身近な観光手段の一つとしてこれまで以上に注目されるようになりました。

 サイクリング先進国の欧州では、アスリートだけでなく、年齢・性別を問わず、障がいのある方でもサイクリングを楽しめるよう、様々な需要に応えることを目的に標準化されたルート評価基準があります。欧州のサイクルルートネットワーク(EuroVelo)では、こうした基準を用いてルートを評価し、ルート整備への投資が行われています。また、ルートの実態を反映した情報も積極的に発信され、サイクルツーリズムの拡大につながっております。

 エミネントパートナーズは、サイクルルートを客観的に評価する欧州認証標準(ECS)*¹に基づいて、日本で造成されたサイクルルートを評価し、その基準に合致しているルートを「JapanVelo」として認定します。そして、認定したルート情報を国内外に発信し、海外からのサイクリストを誘致して地方創生に貢献するとともに、国内のサイクリストにとっても安全で快適な走行環境をつくっていくことを目指します。

*¹ 欧州認証標準(ECS:European Certification Standard)は、欧州サイクリスト連盟(ECF:European Cyclists’ Federation)が開発した評価手法。ECSは、安全な走行性といった抽象的な概念を数字で判断し、普通自転車やスポーツ自転車だけでなくタンデムバイクやトレーラー付き自転車など多様な自転車での走行性を段階的に評価しています。